サファイアと楊貴妃
そうだ、ベランダでメダカ飼おう
この後、しばらくメダ活は安定して、増殖するアマゾンフロッグピットと戦い続ける程度で新しい動きはありませんでした。
というのも、猫が1匹体調を崩しまして、正直、それどころではなかったのです。
病気が見つかったときにはもう手遅れの状態で、闘病とその後の魂が抜けたような虚無な毎日で、9月は過ぎて行きました…。
10月になって、亡くなった猫とずっと一緒にいた兄妹猫がボーっと窓の外を眺めているのが気になった私は、ベランダにメダカを置いてやろう…と思ったようです。
当時の思考回路はいろいろぐちゃぐちゃで、今となっては私にもなぜそう思ったのかよくわかりませんw
ただ、残された猫は小さな虫などが大好きで、日当たりのいいベランダが見える場所でよく日向ぼっこをしている。積極的に狩りに行くわけではないけど、ボーっと日向ぼっこをしてる時にメダカがひらひらしてたらちょっとした気晴らしになるんじゃないかな?って思ったのだと思います。
これが、室内水槽の迷走とベランダビオトープのスタート地点になるとも知らずに…!
サファイアにひとめぼれ
まだこの頃は生体をネットで買うという頭がありませんので、いつものペットショップに行ってきました。
10月ともなるとメダカはだんだん店頭から減り始める時期。この前きれいだなと思っていたメダカがどんどんいなくなっていて、メダカの棚も縮小し始めていました。
その中で、元気いっぱいに泳ぎ回っていて死んで流されている子もいなかった楊貴妃が目につきました。猫は動体視力はいいけれども視力自体はよくないので、楊貴妃みたいに赤いほうが見えやすいかもしれない*1と思い、まずは楊貴妃を5匹確保。
その後、何気なく水槽を見ていましたらね、目があっちゃったんですよ。
サファイアです。
1匹だけ残っていたんですよね。
そして、水槽の真ん中でじっと動かずホバリングしてました。
一緒に写っているのはテトラポット・ハザードを生き残った子たちで*2、右側がやってきたサファイア。
ラメがきれいで一目ぼれしたんですが…今思えば、1匹残っていたのはおかしいですよねw
帰宅してからよく見ているとどうも泳ぎ方がおかしくて、腹を上にして泳いだり頭を下にして縦になってたりする。最初は連れてきたストレスかなと思ったんですが、変な泳ぎ方をするけれども元気は元気。
ネットで調べてみると、転覆病か消化不良?と思われたので、とりあえずの対応として推奨されている塩浴なるものにチャレンジしてみました。
普通の天然塩があればそれでもいいようですが、我が家にはアジシオしかなかったので(笑)、その日はとりあえず隔離だけしておいて翌日急いで塩浴用の塩を購入。
魚を塩水に入れるとかちょっと砂抜き感…なんて考えつつ、とりあえずネットをみながらドキドキ塩浴を開始してみました。
ベランダに楊貴妃を
楊貴妃のほうは、以前カブトムシを飼っていたプラケースに、メダカにはこれがいいと聞いた大磯砂とかいうやつを敷いて、以前必要になるかも?と思って買っておいたロカボーイを入れて、ベランダへ。室内で増えすぎたアマゾンフロッグピットを添えて♪
大きな石のオブジェを入れたせいで室内水槽から追い出された沈没船と、石の灯篭が見えますねwww
お恥ずかしい話、この頃はまだ「ろ過」と「エアレーション」の違いが分かっていません。ロカボーイは「ブクブクしたエアが出るからエアレーション」だと思っていて、ろ過というのをしてないから水が汚れるかもしれない…と思ったようで、なんか水をきれいにするといううたい文句だった石っぽいものを灯篭の下に置いているのが見えます。30cm程度のプラケースなので、たぶん1つで十分なはずなんですが、めんどくさいのか大量に入れてありますね…
とりあえずこうして、私にとってのメダカ飼育第2期的なものが開幕したのでした。
ーつづくー