沈没船のロマンと巨大オブジェ
しばらく短時間照明を続けたところ、コケはかなり収まってきました。アマゾンフロッグピットも、いつの間にか根っこにコケのついてない若い子たちがわさわさと増えて水をきれいにしてくれているよう*1です。
こうして落ち着いてくると、また余計なことをしたくなるのが人情ですね。
何しろ今水槽に入っているのはフェイクの水草ばかりで見た目が毒々しくて、家族の評判も良くない。アマゾンフロッグピットが繁殖した今、この毒々しい水草は取り出してちょっとロマンのある水景にしようじゃないか!
以前はテトラポットで失敗しましたが、今回は失敗しない!
1つだけにすればいいんだよ!
海底にゃ男のロマンがある
ハイ、沈没船です。
ホントは海底の廃墟的ななんかいろいろやりたかったんですが、テトラポットの悲劇を繰り返さないためにも、まずは1つから。
沈没船のオブジェはいっぱいあったので、このロマンも分かっていただける方が多いことかと思いますが、いろいろ見比べていて気付いたことには…この水槽とても小さい!あまりカッチョイイ沈没船はちょっと財布的にもサイズ的にもオーバーしてしまいそうなので、そこまでチャチには見えなさそうだけど、それなりに小さめサイズの沈没船をチョイス。
毒々しいフェイク水草を撤去してこの沈没船を設置すると…
…地味だ。
まあ、今まで毒々しいほど緑だった水槽が、いきなり茶色い沈没船だけになったわけですから、そりゃ地味になります。
色合いだけではなく、サイズも微妙でした。
水槽に入るサイズを心がけた結果、横幅も奥行きも高さも水槽の3/1程度しかない状態で…なんというか、存在感自体がない。あまりにも遠慮しすぎた存在感。
そこにロマンがあるようには見えませんでした…
水槽の2/3を占めるトンネルオブジェ
なんだかちょこーんと小さな沈没船が鎮座するだけの水景がいたたまれなくなって、ワタクシもう一度レイアウト素材を探します。
実はこの頃、一つ悩んでることがありました。
ラクフィルの水流が強すぎるのではないか?問題です。
だんだんメダカに興味を持ち始め、メダカ飼育についていろいろ調べ始めたこの頃。時々メダカがラクフィル吐出口から出る水流に向かって泳ぎ続けていたり、水に押されてピューンと押し流されていく姿などを見て、これはメダカにとっては水流が強すぎるのではないか?と心配になったのです。
そこで考えたのが、岩的なオブジェを置いて、メダカの隠れ家&水流を弱める遮蔽物にしたらいいのでは?という考えでした。
ええ、ええ。
この頃まだ「本物の岩を水槽の中に入れる」とかいう頭はありませんw
あくまでも自分は初心者で、メダカも行きがかり上飼っているだけで本気じゃないよ☆というポーズをつけている頃です。そのポーズにどんな意味があったのかは知りませんがwww
海賊船の轍を踏まないように、今度はちゃんと水槽のサイズを測ります。ほしいのは吐出口付近に立ちふさがって水流を弱めてくれるものなので、高さ10cm以上は欲しいところ。
ただし、水槽の奥行きが14cmと狭いので、意外と選択肢がありません。
いろいろ吟味した結果、選んだのがこちら。
13×11.5×10cmというサイズ。*2
このオブジェを吐出口下に置いて、水が落ちてくるところにちょっとおしゃれな浮き玉を置いたら、水流でくるくる回ってかわいく仕上がりました。
水槽に対して大きすぎるオブジェは危険
このオブジェ、一般的な60cm水槽であれば巨大でもなんでもないですし、トンネル状になった普通の隠れ家として何の問題もなかったと思うのですが…
たぶん…ですが、ここまで横幅ギリギリだと、このオブジェの下側のトンネル部分はほぼ止水状態になっていたと思うんですよね。水が落ちてくる場所に一番高い部分を当てていたわけで、トンネルの入り口には水がほとんど流れてこないですからね…
止水状態になったトンネル部分…今となってはなんて危険な…!と思いますが、当時はメダカもこのトンネル部分でじゃれあったり、トンネルを通って追いかけっこしてたりする姿を見ては、ウフフとほほ笑んでいたわけです。
知らないって怖いですね…。
そんな無知による危険が、またメダカたちに忍び寄るのでありました…
ーつづくー