めだかさんといっしょ

2021年突如始まったメダカ飼育にドはまりしています

メダカとの出会い

私の仕事は子どもを相手にしているので、年に2回、夏とクリスマスに地域の子どもを招いてちょっとしたイベントをしております。

ただ昨今、コロナの関係で一カ所に子どもを集めて密閉性の高い建物の中でイベントをするとかどうよ?という流れになってきておりまして、規模を縮小して細々と行うような形だったわけです。

しかしながら、このイベントは「地域の子どもに楽しんでもらって地域に貢献する」という名目ではあるものの、事実上は「ここは楽しいよ!さあ(お金を払って我が塾に)おいで!」といういわゆる営業活動の一環でもありますので、地域の子どもを全くお招きできないとそれはそれで開催する意味がない…というギリギリと歯噛みするような窮状ではあったわけです。

そこで「密閉した建物の中ではまずいのであれば、密閉してなければいいではないか!」と言い出す方がいまして、なんと屋外でイベントをすることになったのであります。

あ、夏の話です。

最初は、おもちゃの魚釣りだとか風船釣りとか、「ああ、それ幼稚園のイベントでやったやった♪」っていう子どもだまし極まりない案が飛び交って、ダメダコリャって頭を抱えていたのですが、ある時いきなり「メダカすくい」の案が飛び出したのであります。

家でメダカを飼っている方がいて、「メダカを増やすのなんか簡単だから、祭りまでにメダカ増やしとくんで」とか剛毅なことを言い出したわけです。

最近では金魚すくいですら「金魚の魚権を侵害している」と非難の的になってお祭りからもすっかり姿を消している背景など、この際見えない見えない。とにかく人を呼ばなくてはならないのだ。

チラシに打ち出されたメダカすくいはまんまと子どもたちの間で話題になって、当日は想像以上の大盛況。もちろん「すくったはいいけど育てられない」という子には無理にメダカを渡さず、別の景品をあげることで人権にも魚権にも配慮。それでも連れて帰る子のほうが多かったのは、昨今の巣ごもり需要でもあったのかもしれませんね*1

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お祭りのメダカたち

 

一連のイベントが終わった後、増やしすぎて余ったメダカを職員の希望者にも配る話が持ち上がりました。

私は今まで毛の生えた動物は何匹も飼ってきましたが、魚はどうも愛情を感じなかったので、メダカも金魚も飼ったことすらない…お祭りで金魚すくいはやったことあるけども、帰り道で友だちに押し付けた記憶がうっすら蘇ってくるくらいの興味のなさといえばよいでしょうか…

ただ、大人になった今は子どもの頃より愛情の幅が広がっているのと、家にいる猫がどうも刺激不足で毎日退屈そうなので、魚がいたらちょっとワクワクするんじゃないか?という魚には甚だ迷惑なことを考えて言ったわけです。

「メダカ私にもください」

この時は、まさかこの後アクアリウムにハマるなんぞ、1ミリたりとも考えていなかったのでした。

ーつづくー

*1:当時はメダカブームが来てることなんぞ全く知らなかったのです